こんばんは！

 

さて今回は、

突如2006年に他界した、

偉大な父の意思を受け継ぎつつ

さらにフィネスを融合させ

より一層、ドメーヌの価値を高めた

“ドニ・モルテ (アルノー・モルテ)”

をご紹介します。

 

オレゴンやオーストラリア、

そしてルフレーヴで修行を重ね、

世界的な広い視野でワイン造りを

行ってきたアルノー・アント。

 

 

”メ・サンク・テロワール”は、

かつて生産していた５つの区画名入りの

ジュヴレ・シャンベルタンを

一つに集約したもの。

 

父シャルル・モルテ生前の２００４年より

リリースが開始されたものです。

 

訳すと ”私の５つのテロワール”

 

 

そして、中期的な熟成が期待できる

今回のヴィンテージは２０１４年。

 

綺麗な紅色で、光沢のあるツヤ感。

【香り】

ブラッドオレンジ、カシス、

プルーンなどのしっかりとした

果実の密度感の中に

ブラウンマッシュルームやなめし皮の

旨味が期待できる香り。

 

 

シダやタバコ、濡れた土など

熟成香が見られながらも、

血液やインクといった

酒質の強さが伺える要素も。

 

 

【味わい】

カシスやストロベリーの、瑞々しく

明るい果実感があります。

 

 

でも何と言っても印象的なのが、

バラの要素。

とてもフローラルさ全開で、

高貴な果実感がズシッときます。

 

リッチマダム〜な感じです。笑

 

 

酸味はとても綺麗で、

エキスと溶け込んでおり

隅々まで行き届いてて緻密。

 

 

タンニンも滑らかで、さらりとしていて

全体的にとても上品なまとまりです。

 

 

アルノー・モルテが理想を掲げる、

“抽出穏やか × フィネス” な

仕上がりにとてもリンクしました！

 

 

バラを掻き集めたような

強いインパクトがあります。笑

 

ロマンチックなブルゴーニュらしい

赤ワインでした。