前回は息子のアルノーが手掛けた

キュヴェをご紹介しましたが、

今回は先代の父ドニ・モルテが

醸造していた、真っ只中のキュヴェ。

 

 

ピノ・ノワールの超名手として

DRCと並ぶほどの名声を得た、

素晴らしいヴィニュロン。

 

 

亡き後も、こうやって

形として残ったものが

人の手に渡り継がれていくのは

凄いことですね。

 

 

ちなみに1997年から

息子のアルノーがドメーヌの

お手伝いを始めたそうですよ。

 

きっと親子間でも

思入れ深いヴィンテージなのでは

無いかと思います。

 

【香り】

とてもインパクトの強い香りです！

 

オレンジや梅、きのこ類の旨味が

エレガントに出ながら、何より

アサリの出汁とか海藻の香りが

しっかり感じられます。

 

 

アサリの出汁はなかなか、

今まで経験が無かったので

おもしろい香りだな〜と。

 

決してアサリを食べた後に

試飲したからとかでは無いです!!笑

 

 

あとは鉄っぽさに加えて

スモーキーな香りも。

 

 

【味わい】

ザクロやフランボワーズの風味の中に

独特な旨味が滑らかに溶け込み、

上品な熟成感が現れています。

 

 

酸味が控えめなので

果実の凝縮感がしっかりと

伝わってくる感じです。

 

 

 

そして粉っぽいタンニン感と

枯葉、腐葉土のニュアンスがあるので

けっこう男性的な印象を受けました。

 

 

よく煮出した紅茶の風味が

時間の経過毎に現れ、

しっかりと力強いブルゴーニュを

堪能できます。

 

 

 

 

ジュヴレ・シャンベルタンの

最高峰と言わしめた、

伝説的ヴィニュロンが遺した一本。

 

ぜひお試しください。

 

※こちらの商品は完売しました。