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2019
0328
赤ワイン

生産者紹介【ポッジョ・ディ・ソット】

2008 / ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
2011 / ロッソ・ディ・モンタルチーノ

こんばんは。

 

今回は、ブルゴーニュのような

美しい変化を魅せてくれる、

ポッジョ・ディ・ソット

ご紹介します!!

当時オーナーだった、

ピエロ・パルムッチ氏は、長年

サンジョヴェーゼ・ディ・グロッソの

ポテンシャルを発揮できる優良の土壌を

リサーチし、1989年に設立しました。

 

その際、カーセ・バッセや

モンテヴェルティネを手がける

天才醸造家 ジュリオ・ガンベッリ

醸造担当に迎えます。

 

フランスで言うところの

アンリ・ジャイエ的な存在です。

 

ガンベッリ氏から、

醸造担当の快諾を得るまでに

2年ほど粘って口説いたそうです。

 

このパルムッチ氏の強い熱意と

こだわりのワイン造りによって

トスカーナを代表するまでの

ワイナリーへ進化しました。

 

 

2011年の9月頃、パルムッチ氏は

コッレ・マッサリへ売却。

高齢的な事情もあり、

第一線から引く決断をしました。

 

また同年の末に、ガンベッリ氏は他界。

2012年以降のヴィンテージ

二人の意思を受け継ぐ形で

全く新しい環境で生産されています。

 

 

 


photo credit: Giacomo Carena Rangers via photopin (license)

このオルチャ渓谷を臨む、

高い標高の急斜面に

畑を構えているようです。

 

海からの温風 & 山からの冷風

寒暖差がつき、理想的な環境で

ブドウが育てられています。

 

 

 

そんな二人の魂が込められたワイン、

今月新着も加わって、2種ございます。

 

神の雫にも登場したワインがこちら。

(※ヴィンテージ2005年)

 

大樽で48ヶ月の熟成後、

約6ヶ月の瓶内熟成を経てリリース。

元々自家消費用にと始めたらしく、

そもそもの生産量が少ないです。

 

今回の2008年ヴィンテージ、

トスカーナのものは今後

長期熟成も期待できるタフな仕上がり。

 

ブルゴーニュは今のところ、

パッと印象の持ちにくいVTですが…

 

あと10年程、このワインは

楽しめそうです!!


DOCの規定では、1年の熟成後に

出荷が可能なのですが、

このロッソ・ディ・モンタルチーノ、

2年以上の樽熟成を経ています。

 

ブドウの出どころは、

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノと

全く同じ。

 

2年熟成させバレルテイスティングをし、

優れた樽をブルネッロへ、

それ以外の樽はロッソとして

追熟させボトリングさせています。


 

ブルゴーニュ好きの二人が

熱意を持って挑んだ、

サンジョヴェーゼ・グロッソの

美しい味わいを体感してみてください!!