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2019
0409
白ワイン

貴重なフィサンのシャルドネです。

2005 / フィサン ブラン
(Dom.フィリップ・シャルロパン・パリゾ)

こんばんは。

 

赤ワインの生産量が

圧倒的に多いフィサンですが、

今回はシャルドネのご紹介です。

 

 

産地としてほぼ、赤ワインの生産で占め、

僅か3%しか白は誕生しません。

 

そこから更に日本へ振り分けとなると…

非常に出会う機会の少ない事が分かります。

しかもコスパが良い♪

 

フィリップ・シャルロパン

言わずと知れたジュヴレの

有名な名門ドメーヌ。

駆け出しの頃はマルサネに本拠を

構えていたそうです。

 

最初は2haの畑からスタートしましたが

現在はシャブリから

コート・ド・ボーヌ側まで

幅広く手がけるトップドメーヌに。

 

 

 

近年は人為的介入も少なくなり、

新樽の比率も控える傾向へ。

 

除梗も行われており、

よりブドウ本来のエキスに着目した

味わいを追求しています。

 

【香り】

スモモやビワ、金柑、レモン、

オレンジの皮など。

 

まだやや閉じ気味のようで

冷たい印象の受けるのと、

木炭を炙ったような煙香。

 

そしてオレンジの酸味に似た

爽やかな明るい香りも含み、

なかなか特徴のある雰囲気です。

 

【味わい】

どことなく田舎っぽさがあって

“洗練されすぎない良さ”みたいなものを

赤のフィサンに抱いていましたが、

白にも何となくそんな気配が。

 

ガツンと、茶っ葉とか麦芽のような

コクと苦味が強めに感じる中にも、

鮮度のある健全な酸味が

しっかり確認できます。

 

果実味はアンズとか

ちょっと固めのマンゴーなど、

黄色いフルーツ系。

 

2005年らしく、

粘性を感じるような

ふくよかな厚みを持ち、

飲みごたえのある味わいです。

 

温度が上がると

ホワイトチョコのような

甘い樽香がプラスされて

より重厚感が増します。

 

 

多分熟成を待っても、

この垢抜けなさはキープしそう。笑

というかキープしていて欲しい!!

 

フィサンの特徴が詰まった、

面白いキャラクターのキュヴェです^ ^