こんばんは。

 

花粉症のせいで、

ここ最近テイスティングに

支障が出て辛いです…。

 

 

 

“アンドレ・ボノム“の本拠地は、

自然豊かでのんびりとした田舎の

ブルゴーニュ最南端に位置するマコン。

 

ここで育つのはブドウだけに及ばず

犬、猫、鴨、アヒル、羊、ミツバチなど

生き物で溢れかえっています。

 

 

引き取り手のない動物を保護するうち

気がつけば賑やかなワイナリーに

なっていったそうです。笑

 

 

そんなアットホームなドメーヌ、

いつか訪れてみたい。

 

 

2016年のマコンは、

4月上旬に雹害があったものの

4月下旬のブルゴーニュ一帯に

訪れた厳しい霜の被害を受けず、

後の天候によく恵まれたため

とても良いヴィンテージに。

 

 

 

【香り】

びわ、パイン、アップルパイや

レモネードといった明るくて

濃厚な甘みを感じる果実香と、

レンゲとか香水のような

上品な広がりを持つ芳香。

 

ホワイトチョコのような

柔らかい甘みも醸しています。

 

 

「甘」の要素だけでなく、

胡椒のスパイス感と

小麦やナッツの香ばしさもあり、

時間の経過ごとに

スモーキーなニュアンスも出てきて

非常にそそられます。

 

 

全体としてとても複雑で

バランスの良さそうな第一印象です。

 

 

【味わい】

この生産者のクオリティは

素晴らしいです。美味しい。

 

びわ、洋梨のような滑らかさと

爽やかさを含んだトロピカルな果実。

 

ボディに厚みがありぽってりとした質感。

酸味は穏やかですが

決してだらしが無いわけでなく、

麦芽のようなコクのある苦味と

時間の経過ごとに現れてくる

石っぽい硬質的なミネラルが

スタイルに輪郭を作っています。

 

ゆっくり飲んで行く方が

旨味の変化を楽しめるので

オススメです。

 

 

 

醸造において、

” ブドウを焦らせない事 ” が

このドメーヌから誕生する

美味しいワインの

秘訣の一つのようです。