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2019
1105
赤ワイン

ロマネサンヴィヴァン近郊の優秀ヴィラージュ!!

2008年 ヴォーヌ・ロマネ ボシエール
(Dom.ジャン・グリヴォ)

気付けばもう11月…。

陽が落ちるのも随分早くなってきて、

いよいよ冬の気配という様子ですね。

 

 

 

そういえば、

今年はインフルエンザが

早い時期から

パンデミック起こすかも?

のようなので、

皆様重々お気をつけください。

 

 

本日は、

18世紀末から続く言わずと知れた、

ヴォーヌ・ロマネの

ベテランドメーヌ、

ジャン・グリヴォをご紹介です。

 

 

ジャンの息子である、

現当主はエティエンヌ。

夫人は、シモン・ビーズの

故パトリックの妹さんです。

 

かつては熟成能力の高い

超濃厚スタイルを貫いていましたが、

90年以降からは

テロワールを最大限に活かす

旨味を重視した味わいへと

徐々にスタイルチェンジ。

 

 

ニュイサンジョルジュにも畑を持ち、

所有している半分以上が

グランクリュ、プルミエの畑と

なっているようです。

 

ニュイサンジョルジュにも、

ヴォーヌロマネに共通するスタイルが

見受けられていて、

産地特有の骨太で角ばったような

堅物キャラの印象がありますが、

このドメーヌから生まれるものは

エレガントであか抜けた

綺麗な仕上がりに

なりやすいようです^^

 

基本的に、納得いかないものは

樽にてネゴシアンへ売却するという

シビアな判断もなされています。

 

 

 

この”ボシエール”、

DRCが所有する特級畑の

ロマネ・サン・ヴィヴァンから

南へ丘を下った恵まれた立地に

位置するヴィラージュクラスの

区画となります。

 

【香り】

赤い果実の甘い香りが

全面に主張するいい香りがします。

 

アメリカンチェリー、

イチゴジャム、ザクロ、

ブルーベリー、黄桃を思わせる

多彩なフルーツの香りに

桜、ほのかに

枯葉のニュアンスが混じった

魅力的な香りが漂います。

 

【味わい】

タンニンをあまり感じさせない

柔らかい果実味と

ジャン・グリヴォらしい

なめらかな質感が

よく現れた印象です。

 

 

さくらんぼ、アセロラ、

野いちごのような淡い果実味が

しみじみと。

 

全体的に果実味よりも、

ややミネラルが先行します。

 

 

ほのかな青っぽさがありますが

透明感のあるエキス分と

うまく馴染み心地よく感じられます。

 

 

お食事にも合わせやすそうな

ピノらしい味わいです^ ^