2016年ヴィンテージ。

4月下旬、広範囲にわたる

遅霜の被害によって

かなりの収量減となった年です。

 

 

冷害＝品質の低下というわけではなく

ぶどうの芽が凍ってしまって

実が付かないという被害なので

霜を乗り切ったブドウは

下半期の穏やかな天候により

素晴らしい成長を遂げています。

 

成長がゆっくりと進んだため、

果実の糖度、酸度の変化も緩やかに変化。

仕上がりとしてブルゴーニュらしい、

バランスの取れたブドウが

収穫されたようです。

 

 

香りの複雑さと豊富さから

これは美味しいやつ…！と

予感させてくれます。

 

苺、チェリー、ラズベリー、薔薇、

紅茶、ほのかにジャミーな濃い甘い香り。

 

艶感のあるエキスが詰まった

濃厚な香りがしっかり感じられます。

 

 

収斂性が少しあり、

まだ若さを感じるタンニンが

味を支配していますが、

落ち着けばすごく！化けそうです！

 

ブルゴーニュらしい

エレガントさと、頼もしい果実味の

凝縮感と深みがあります。

 

 

 

熟成によって

ユドロバイエらしいミネラル感が

早く現れて欲しいと思います…！