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2019
0808
白ワイン

コント・ラフォンのプライベート・キュヴェ

2012 / ブルゴーニュ・ブラン
(ドミニク・ラフォン)

こんばんは^ ^

連日猛暑ですね、あつい。

 

 

そんな中、国内にて

ちょっと気になるニュースが。

 

 

ドメーヌ・ド・モンティーユ当主、

エティエンヌ・ド・モンティーユが

北海道・函館で本格的に

ワイン造りを始動しました。

 

5年程前に、日本のブルゴーニュや

ボルドー品種を飲み感銘を受け、

日本での取り組みを決意したようです。

 

ちなみにフランス人生産者が

日本でワイン造りをするのは初の試み。

 

この地が選ばれたポイントは、

まず冷涼な気候であることと、

水はけの良い火山性土壌、

そして収穫期の雨の少なさが

決め手となったようです。

 

 

これから、

ちゃんと商用としての実が付き

最初の収穫を考えると、

2022年あたりのデビューが濃厚のよう。

 

ワイナリー農楽蔵(のらくら)の

ご近所さんでもあるみたいなので、

ますます盛り上がりそうな予感です、

非常に楽しみ♪

 

 

さて本日は白ワインのご紹介!

コント・ラフォンの所有者である

ドミニク・ラフォンが

2008年よりリリースを開始した

ネゴシアン・ブランドです。

 

 

一族として経営する

コント・ラフォンとしての

世間のニーズと期待に応えるものとは別に

ドミニク個人が、自由な発想で

ワイン造りにチャレンジしたいという、

純粋な動機から立ち上がったもの。

 

ネゴシアンですが、

全てのキュヴェはムルソーにあるセラーで

醸造、熟成、元詰めを行い、

畑はドミニクの所有畑か

契約栽培(管理は勿論ドミニクの下)で

行われています。

 

 

 

このブルゴーニュ・ブランは、

2/3をピュリニーの下方にある畑から、

残りはムルソーの古樹で

下方の畑から育ったブドウを

ブレンドしております。

 

 

比較的お値打ちな価格で

ドミニクが表現したいスタイルの

方向性が感じられる嬉しいキュヴェです♪

【香り】

グレープフルーツ、レモンといった

爽やかなシトラスと

ジャスミンやミントなどの

清涼感のあるフローラルな芳香です。

 

お米に似たふんわりとした

柔らかな甘い香りもあり、

馴染深さを感じるのも好印象です。

 

 

【味わい】

最初少し鉱物的な、ピリッとした

塩味のニュアンスが感じられます。

 

 

酸味は非常に穏やかで

みかん、びわ、パイナップル、

アプリコットなど

黄色いフルーツを思わせる、

やや重た目の果実感です。

ちょっとマコンっぽい印象も…?

 

 

余韻に小麦っぽい芳ばしさと

柑橘系の爽やかな酸味が柔らかく現れ、

全体を引き締めてくれます。

 

 

 

ブルゴーニュ・ブランですが

完成度の高さと

一流の作り手の実力を

感じることができる一本です!!